Profile

カウンセリング アドラー

カマタ ミノル
鎌田 穣

■得意分野
不登校の子供の親のカウンセリングとセミナー、家庭内・職場内・友人間の対人関係トラブル、パニック障害の発作コントロール、各種不安対処法、不眠改善、強迫性障害、抑うつ神経症、各種心身症へのbody & mindアプローチ、自己理解のお手伝い

■学位
1994年大阪市立大学にて、アドラー心理学にもとづく親教育をテーマに、博士(学術)号取得。 

■資格
公認心理師、精神保健福祉士

■経歴
昭和57年から大阪市中央児童相談所、黒川内科、大阪府警察本部少年課資質調査係、田附興風会(タヅケコウフウカイ)北野病院神経精神科、JR大阪鉄道病院神経科等の心理士、高石クリニック臨床催眠療法士、アドラーギルド教育研修部長を歴任。

大阪市立大学、関西大学、佛教大学、上智大学グリーフケア研究所、聖トマス大学、吉備国際大学、近畿大学附属高等看護学校等で教鞭を取ってきた。この他、滋賀医科大学精神医学講座客員講師、大阪大学大学院医学系研究科統合医療学寄附講座特任研究員、東洋大学総合情報学部心理学系客員教授を兼任。

■社会的役職
これまでに、日本心身医学会近畿地区代議員、日本アドラー心理学会全国区理事、国際アドラー心理学会国際評議員、日本アドラー心理学会誌『アドレリアン』編集長、日本臨床催眠学会理事、事務局長、資格認定委員、日本ヨーガ療法学会常任理事、NPO法人日本ヨーガ療法士協会・大阪副幹事長等を歴任した。現在は、<身>の医療研究会理事、NPO法人こころ・からだ研究所監事。

■臨床経験
臨床の基本は、アドラー心理学に基づく心理療法とカウンセリングのトレーニングを野田俊作先生の下で受けた。
この30年は、主に心療内科において心身症患者への個人カウンセリング、個人心理療法、心理教育グループ、夫婦カウンセリング、家族カウンセリングを得意としてきた。また、アドラーギルドにおいて、グループ療法と心理教育グループを10年ほど担当していた。特に、アドラー心理学が最も得意とする不登校の子供の親のカウンセリングと親教育を得意として、博士学位論文はこの親教育をテーマとした。
この他、臨床催眠を高石昇先生に師事して学び、日常臨床でも利用し、特にパニック障害に対する「催眠下賦活鎮静法」の開発などを行なってきた。
近年では、2007年に木村慧心先生に師事してヨーガ療法を学び始め、2012年には伝統的ヨーガに入門した。その後、アドレリアン・カウンセリングとサイコセラピーの技術を援用したヨーガ療法独自の「ヨーガ療法ダルシャナ」のシステム作りに専念してきた。その集大成が『ヨーガ療法ダルシャナ』として2017年に出版し、英訳版も出ている。
現在の臨床の中心はヨーガ療法、アドラー心理学、催眠の3本柱に加えて、身心魂への統合的アプローチも行なっている。臨床活動は当八起きと次世代心理ひろばにおいて、個人カウンセリング、オープン・カウンセリング、心理教育グループ、サイコドラマ等のグループ療法、さらに統合個人セッションとグループセッションを行なっていた。2021年に統合との出会いを機にリセットし、現在に至る。

■著書
アトピー完治を目指して』。共著で『心理・福祉のファミリーサポート』『心理査定実践ハンドブック』『心理臨床大事典』『カウンセリング辞典』『ヨーガ療法概論』等17冊。2017年12月に『ヨーガ療法ダルシャナ』出版。

■論文(代表的なもの)
1992:鎌田穣,親教育の概念をめぐって,阪市大児童・家族相談所紀要,9,41-52
1993:鎌田穣,STEPとSMILEにみられる親の支配的行動にたいするアプローチの違い,アドレリアン,6(2),
   88-94,日本アドラー心理学会
1993:鎌田穣,家族カウンセリングにおける治療目標設定のこつ,アドレリアン,7(1),18-22,日本アド
   ラー心理学会
1994:鎌田穣,アドラー心理学による母親面接,別冊発達18「発達とカウンセリング」,278-285,ミネル
   ヴァ書房
1994:鎌田穣,夫婦問題を扱うカウンセリングにおける解決目標,アドレリアン,8(1),1-9,日本アドラー
   心理学会
1996:林俊治,鎌田穣,302泣き笑い劇場(第1報)−遊び心をもった楽しいクラス運営−,アドレリアン,
   10(1),12-21,日本アドラー心理学会
1996:林俊治,鎌田穣,302泣き笑い劇場(第2報)−遊び心をもった楽しいクラス運営−,アドレリアン,
   10(2),82-95,日本アドラー心理学会
1996:鎌田穣,遊び心をもった楽しいクラス運営(総論),アドレリアン,10(2),96-106,日本アドラー
   心理学会
1997:鎌田穣,解決構成モデルによる不適切な行動への直接的介入,アドレリアン,11(1),8-15,日本アド
   ラー心理学会
2001:鎌田穣,催眠下における賦活・沈静法の実践 - パニック発作への直接的な対処法 - ,臨床催眠学, 2, 14-
   17, 日本臨床催眠学会
2003:鎌田穣, モデル人格を利用した不安軽減法の試み, 臨床催眠学, 4, 25-32,日本臨床催眠学会
2015:鎌田穣,ストレス・マネージメントとしてのヨーガ療法―心理療法としてのヨーガ療法概説―,<身>
   の医療,1:89-92,<身>の医療研究会Web版
2015:鎌田穣, 解決構成モデルに基づくヨーガ療法による健康増進,ヨーガ療法研究,13:70-77,日本ヨー
   ガ療法学会 

全論文は約80本、学会発表は約120本。

 

メッセージ

私は、30年以上臨床現場と研究領域で3次元社会をガッツリと生き抜いてきました。大抵は創成期に携わることが多く、アドラー心理学の世界でもヨーガ療法の世界でも世間では超マイナーな時期に関わり、大学の臨床心理士養成課程の立ち上げにも関わりました。また、その中で業績や実績はかなり積み上げました。 しかし、行く先々で必ずや最後は上司や師匠さらには組織との間で物別れとなってそこから出ていくということを、数えるだけで5回は繰り返し、多くの方々にご迷惑もかけ、心苦しいことばかりを体験してきました。

そのような体験の後、60代になってから統合に出会いました。そこで受けた個人セッションでは、これらの体験は母方の直参旗本の先祖から続く負け戦ストーリーであることが理解され、それを癒すことから始まり、いろいろな執着を手放し、自分自身を赦して受け入れていくという過程を通りました。これまでの3次元心理療法の中では体験しなかったことで、極めて大きなインパクトがあり、そこで安心の住人にお引越しが始まりました。

その後、今生での体験は生まれる前に全て自らの魂が設定してきたものであり、この体験を通して魂が成長していくということを理解していきました。また、生後1週間から発症しているアトピー性皮膚炎も自ら設定してきたものであり、それを通して身心魂の統合の必要性を自覚していく道であることを実感しました。かゆみは自分自身との不一致を示すことや、日常生活の偏りを教えてくれることなど、日々多くのことをかゆみが教えてくれることを理解していきました。そこから、かゆみや痛みやしびれといった身体感覚を感謝と共に受け入れることができ、解放に向かっていきました。

このような体験は、全てその時点で必然であり完璧な体験であることを実感するにつれ、自身が創り上げる波動に見合った世界が展開していく、つまり量子力学で言うパラレルワールドが展開していくことを日々体験するようになりました。全ては自分の意識が創り出しているわけです。

このような自身の体験に基づいて、カウンセリングや統合セッションを担当していきます。問題は外側にあるのではなく、出来事はただそこにあるだけ。それを自身の内側で問題として変換しているだけなのです。つまり、問題は自分の内側にあるわけです。ですのでセッションでは、問題を自分で創り出していることに気づき、自分自身を癒し、それらに関する執着を手放し、自身の波動を高め、それに見合ったパラレルワールドに移行していくお手伝いをしていきます。共に波動の高い安心の世界に移行していきましょう。それはご自身の選択で可能であり、実は簡単なのです。