Profile

カウンセリング アドラー

オオトモ シュウジ
大友 秀治

■得意分野
心の悩みと家族関係の悩み、子どもの不登校や非行、学校や教育に関連した悩み、精神保健福祉に関する支援

■学位
博士(社会福祉学)

■資格
公認心理師(登録番号第27179号)、一般社団法人日本ヨーガ療法学会 認定ヨーガ療法士、精神保健福祉士、社会福祉士

■経歴
精神科病院で精神保健福祉士に従事しているときに、ヨーガ療法に出会う。クライエントのみならず、専門職自身の自己覚知やストレスマネジメントとしての有効性に関心を持つ。その後、少年院での法務教官、京都西山短期大学専任講師、龍谷大学短期大学部特任講師を経て、 現在、北星学園大学社会福祉学部准教授。専門は、スクールソーシャルワーク、司法福祉(非行臨床)、福祉スーパービジョン。社会福祉学博士(大阪府立大学大学院)。

■社会的役職
日本ヨーガ療法学会会員、日本ヨーガ療法士協会大阪顧問、日本心身医学会会員、日本統合医療学会会員、日本学校ソーシャルワーク学会ブロック運営委員、日本社会福祉士会会員、日本社会福祉学会会員、北海道教育委員会スクールソーシャルワーカー活用事業スーパーバイザー、大阪府立大学スクールソーシャルワーク評価支援研究所客員研究員

■臨床経験
精神科医療現場において、阿部佐倉医師の下で精神保健福祉実践に携わった。障害年金や福祉サービスなどの支援をはじめ、住まいや居場所づくり、就労支援など、社会生活全般を支える実践をクライエントとともに実践した。また、クライエントの大きな悩みの一つである家族との関係調整も、積極的に介入してきた。

また、ストレスマネジメントとしてのヨーガ療法に有効性を見いだし、日本ヨーガ療法学会理事長・木村慧心先生に師事した。精神保健福祉実践において、その理論と実践を往還しながら応用を重ねた。

これらの経験を活かし、少年院での法務教官にも従事した。少年院に入院となる少年の多くは、複雑な家族関係や学校・社会での生きづらさを抱えていた。精神保健福祉やヨーガ療法の理論や実践を援用し、他者との関係性や生育環境、自己の特性を客観視して、乗り越え自律できるような支援を行った。

その後、大学において社会福祉の教育・研究に現在まで携わっている。鎌田穣先生のスーパーバイジーとして、福祉と心理、研究と実践を統合する視点を深めている。スクールソーシャルワーク実践と指導にも関わり、子どもの不登校や虐待、貧困、孤立などの課題に取り組んでいる。家庭支援と家族関係調整も重視している。学生とともに、語りに基づく子ども支援にも取り組んでいる。


■著作・論文
2019,大友秀治,保育実習における省察ツール作成の試み:保育ソーシャルワークにおけるエンパワメントに向けて,北星論集,第56号,pp.115-124

2019,大友秀治,スクールソーシャルワークにおけるスーパービジョン実践モデルの生成:参加型評価を活用したエンパワメントに着目して,大阪府立大学大学院学位博士論文

2017,日本ヨーガ療法学会編,Yoga GuideBook - Level-2,pp.301-313(共著・翻訳)

2017,日本ヨーガ療法学会編,Yoga GuideBook - Level-1,pp.77-92(共著・翻訳)

2016,大友秀治,ソーシャルワーク・スーパービジョン研究に関する近年の動向(その2):実証的研究に着目して学校ソーシャルワーク研究,第11号,pp.54-68

2016,山野則子ほか編著,よくわかるスクールソーシャルワーク第2版,ミネルヴァ書房,Ⅴ11「家庭裁判所・少年院の機能」,pp.92-93(共著)

2016,山野則子編著,すべての子どもたちを包括する支援システム:エビデンスに基づく実践推進自治体報告と学際的視点から考える,せせらぎ出版,「プログラム実施のためのワークショップについて」,pp.127-134(共著)

2016,大友秀治,保育実習における保育ソーシャルワーク教育の課題:先行研究のレビューから,龍谷大学論集,第487号,pp.102-117

2016,山野則子ほか,平成27年度家庭教育の総合的推進に関する調査研究:訪問型家庭教育支援手法について,文部科学省委託調査,Ⅲ量的調査の結果と考察,Ⅳ質的調査の結果と考察(No.11,13,15)(共著)

2016,ヨガエビデンスレポート2016:49のRCT,平成27年度日本医療研究開発機構研究統合医療としてのヨガの安全性と有用性に関する研究(共著)

2015,大友秀治,日本のソーシャルワーク・スーパービジョン研究に関する近年の動向,学校ソーシャルワーク研究,第10号,pp.60-71

2015,大友秀治,スーパービジョンモデル開発の必要性:スクールソーシャルワークに着目して,社会福祉科学研究,第4号,pp.235-240

2015,ヨガエビデンスレポート2015:293のRCT,平成26年度厚生労働省科学研究委託事業ヨーガの安全性と有用性に関する科学的根拠集積研究

2015,山野則子編著,エビデンスに基づく効果的なスクールソーシャルワーク:現場で使える教育行政との協働プログラム,明石書店,第1章第1・2節,pp.24-33(共著)

2014,大友秀治,ソーシャルワークにおける自己覚知と省察の関連についての一考察,西山学苑研究紀要,第9号,pp.151-156

2013, 井村 圭壯ほか編著,地域福祉の原理と方法第2版,第13章「地域福祉と福祉教育」,学文社,pp.118-127(共著) 

2013,大友秀治,全人的人間理解を促進するスピリチュアリティ概念に関する一考察:現代のスピリチュアリティとヨーガのスピリチュアリティの比較から,西山学苑研究紀要,第8号,pp.57-86 

メッセージ

精神科臨床と少年院の非行臨床での福祉と心理による支援経験、スクールソーシャルワーク実践での子どもの心理・福祉・社会的な支援経験をもとに、社会生活での生きづらさと心の悩みに対して総合的にご支援できるよう努めます。 

私自身、両親や兄弟の関係に悩み、不全感を持ちながら児童・青年期を生きてきました。家族を反面教師にして、自分は優秀であらねばならないと力んで生きていたと思います。しかし、その不全感を解消することはできず、学生時代の頭でっかちなまま学校現場に携わりました。実践の難しさ、子どもとの関係性形成の難しさに挫折し、多くの保護者と子どもにご迷惑をおかけしてしまいました。その後に、精神保健福祉におけるソーシャルワーク、ヨーガ療法におけるストレスマネジメントと出会い、不満だらけで中身のない空っぽな自分を客観視できるようになっていきました。人や自分を裁くのではなく、他者へ貢献するという経験が、自分の足場をしっかりとさせ、心を満たしていくものでることを実感するようになりました。これらの経験をもとに、現在は大学において、メンタルヘルス、学校教育、福祉の領域を一体的に深める取り組みを進めています。